呼びかけ人からのメッセージ

足立 了平(神戸常盤大学短期大学部口腔保健学科教授)

 社会保障費を削減し軍備増強に傾注する安倍内閣の基本姿勢は、国民の命を守るどころか「いのち軽視」以外の何物でもない。歴史を変え、教育を改悪し、愛国の名のもとに国民を戦争に駆り立てる巧妙な手口を許してはなりません。

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阿保 順子(北海道医療大学特任認教授・北海道医療大学名誉教授・長野県看護大学名誉教授)

 忘れるという文字は、心が亡くなると書きます。だからでしょうか、人は最も悲しい事を忘れてしまおうとするのかもしれません。戦争はその最たるものです。決して忘れてはいけないのだと思います。

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天羽 道子(かにた婦人の村 名誉村長)

 国民の声に真摯に向き合うことより、〝国民のいのちを守るため〟と言って、安全保障関連法を何が何でも押しすすめ、戦前に戻そうとしている状況に、戦中の人間としてとても堪えられません。我が国は平和をもって世界の平和に貢献すべきです。

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新井 幸恵(十文字学園女子大学人間福祉学科非常勤講師・看護師)  

 福祉・介護を犠牲にして経済発展、軍事国家を目指そうとする財政私物化政権を許してはいけません。5兆円の防衛費は戦争法により、あっという間に10兆円に膨らむでしょう。日々の暮らしや命によりそう介護のともし火がかき消されぬよう、他国の人々の命や暮らしを二度と奪うことのないよう、戦争法に断固反対します。

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安西 順子(ひぐらしのいえ 代表)

 私の父は若い頃特攻隊予科練生でした。「自分たちは洗脳され、間違った教育で何人もの先輩を空に見送った。死ななくていい友の命を奪った戦争は二度としてはいけない。」日本の未来と子供たちのために戦争法に反対します。

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五十嵐 逸美(かにた婦人の村 施設長)

 そもそも解釈改憲自体が無効です。憲法9条を無視することは、憲法全体の否定であり、私たちの仕事の大前提となる25条をも否定することです。そのことに私達医療・介護・福祉従事者がものを申さないわけにはいきません。

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池田 徹(社会福祉法人生活クラブ風の村 理事長)

 憲法学者でなくても、およそ常識をわきまえた人なら、安全保障関連法が憲法違反であることはわかります。この無理筋が通ってしまう現状は、保革、左右を超えた「日本の危機」です。

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石川 晋介(柳原病院 院長)

 安保法案の違憲性を国民一人一人が認識し、戦後日本を支えてきた平和憲法を何としても堅持しなければならないと思います。解釈改憲をなし崩し的に推し進めてゆく今の状況に強くNOを表明します。

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市原 美穂(認定NPO法人ホームホスピス宮崎 理事長)

 宮崎に原発はいらない「ダメなものはダメです」と言って85歳の時に先頭に立って反対した三戸サツエさん。「かあさんの家」で看取った方の教えです。いのちを次の世代につなぐ仕事をしていて、この法は「ダメ」です。

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伊東 貴代子(福島県相馬市 訪問看護ステーション なごみ 訪問看護師)

 違憲の安保法が廃止になるまで地道に粘り強く決して忘れず反対していきます。来年の参院選では自民党の一強を許さず、野党の連帯を求めます。

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伊藤 英樹(井戸端介護代表・ちば地域密着ケア協議会副代表)

 強い者同士の奪い合いに僕らを巻き込まないでくれよ。僕らの命を使うなよ。日々なんとか助け合う中でつかめるかもしれない小さな幸せでもう充分なんだよ。ってことを国境の向こうの豊かな人たちにも、しっかり伝えてくれよ。

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伊藤 真美(花の谷クリニック 院長)

 これまで政治と関わることを避けていた私が、今の日本社会の情勢に、一医療人として向き合い、声を上げ続けたいと思っています。「集団的自衛権はいらない!」、「アベ NO THANK YOU!」です。

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伊藤 裕介(日本大学医学部医学科4年)

  医師は弱者のために生きる使命があります。憲法を無視し、国民の声に耳を傾けない政治の結果が、弱者が蔑ろにされている今の社会です。アメリカと対等な関係、各国との対話を基本とした外交、これらがこれからの平和のために必要なことは明確ではないでしょうか。未来の医療を担う者として、学問をする者として学問をする者として、自分は安保法制に反対します。

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色平 哲郎(佐久総合病院 内科医)

 民主主義は皆で見守り育んでいかないと単純多数決のファシズムに陥りかねません。各国の友人と語りあい「貴国のご苦労はよく判っていますよ」と気持ちの通じる人間関係があることが一番の「予防は治療に勝る」です。

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上野 千鶴子(認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク 理事長)

 今の政治に黙っていられない。いてもたってもいられないのは医療・看護・介護職も同じなんですね。

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宇佐美 宏(全国保険医団体連合会歯科代表・歯科医師)

 三月十日、空襲警報発令のサイレンが鳴り響き、B29が空を埋めつくした。焼夷弾の鮮光が目をつきさし、現在スカイツリーのある押上方面は火の海と化した。幸い焼け残った私の家の近所では炊き出しが始まり、その焦げ臭い握り飯の匂いは今でも鼻に残っている。多くの人が死んだ。戦争への道への第一歩となる戦争法は絶対に阻止しなければならない。

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牛山 京子(歯科衛生士)

 今私たちが出来ること、やらなくてはならないこと、平和憲法を守ること。それは社会的弱者の生活を守ること。未来の人々に平和の日々をつなげること。世界中の人々の幸せに貢献すること。

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内片 健二(日下部記念病院 精神科)

 憲法解釈による事実上の改憲は、憲法の形骸化(骨抜き)を意味するもので断固反対です。政権の意図を押し通そうとする強引な手続きも看過できません。

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大泉 樹(NPO法人どさんこ海外保健協力会 代表理事)

「すべての人の健康と平和を願って」を目標にするNGOで活動をしています。途上 国でも日本でも、健康のために一番大切なことは平和であり、それを守るために努力していくことが私たちの使命であると思っています。

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大西 康史(南魚沼市民病院)

 憲法九条は、複雑化するこれからの国際社会において、我が国が進んでいくための道標と信じています。次世代のためにも守り抜く必要があります。安全保障関連法に反対します。

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岡田 弥生(歯科医・草の根歯科研究会)

 非立憲・反知性の安倍政治、その象徴である安全保障関連法をとても許すことができません。ワイマール憲法下でナチスの暴走を許した悔恨を味わいたくありません。医療人として反対行動をしていきたいと思います。

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小川 泰子(社会福祉法人いきいき福祉会専務理事)

 人類の最大の過ちは戦争。「二度と繰返してはならない」と誓ったことをどのような理由があろうと、日本は守る。誰一人の命をも守りきる。それが日本であり、21世紀の命に約束したこと。いかなる武力も許してはならない。

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奥野 衆史(信州大学医学部医学科4年)

 憲法9条を持つ日本が目指すべき本当の「積極的平和」は、この法では決して達成されないと思います。学生の中でも積極的な議論と行動を起こしましょう!

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葛西 英子(みさと健和病院 総師長)

 戦後70年、日本が平和でいられたのは憲法9条のおかげ、人間が人間でなくなる戦争は絶対反対です。人間として、母親として、医療従事者として、次世代に恥ずかしくないよう行動したいと思います。

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勝田 登志子(公益社団法人 認知症の人と家族の会富山県支部 事務局長)

「平和でなければ 介護はできない」立場から賛同します。認知症があっても住み慣れた地域で安心して暮らしたい!認知症があってもやれることはたくさんあります。それを支えるのが社会保障です。憲法です。平和憲法は私たちの宝物です。町から村から、しっかり声をあげていきます。

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香山 リカ(精神科医)

 日ごろ医療の現場で患者さんの「命と生活」を守るために働いている私は、それがないがしろにされる戦争法には断固、反対です。専門職だから言える「命の大切さ」を多くの人に伝え、戦争法は不要だと訴えていきたいと思っています。

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川崎 洋平(日本福祉大学社会福祉学部社会福祉学科4年)

 これまで学生自治会の活動において「平和とはなんなのか?」という多くの学生の声を聞いてきました。その中で最も多い意見は「安心して生きられることが平和」という思いがたくさんありました。生きている上で戦争や核兵器があっては人は安心して生活することができません。日本が安心して生きるために戦争と核兵器の完全放棄を呼びかけます。

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川嶋 みどり(日本赤十字看護大学名誉教授)

 「戦争をしない国」を世界に宣言し平和を守り続けて70年。ところが今、再び「戦争をする国」へ急ぐ動き-如何なる理由があろうと戦争だけは駄目!不条理な苦しみを味わった赤十字の先輩たちの遺志を受け継ぎ、真の平和を目ざします。

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川添 高志(ケアプロ株式会社 代表取締役・看護師・保健師)

“どこの国から来た?”アフリカやアジアなどで、幾度も聞かれた。”日本”と言うと、歓迎される。武力を放棄した国の”強み”だ。しかし、このまま平和は守れるのか。いや、何としても守らなければならない。私たちの手で。

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北澤 彰浩(佐久総合病院 診療部長)

 子供の頃、「裸の王様」の話を聴いて自分は絶対に「王様は裸だ!!」と言うことができた子供の心を持ち続けようと考えて生きてきました。今がその時だと思います。「憲法9条を守ろう。安全保障関連法は戦争法です。」

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胡桃澤 伸(精神科医・ナカノ*花クリニック)

 「戦争法反対」と声を簡単にあげられない職場で働いている方々がこの業界にもたくさんいることを知っています。私もその一人でした。でももう黙っていてはいけない。そう思いませんか。声をあげましょう。今しかありません。

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小島 美里(NPO法人暮らしネット・えん代表)

 「なんであの戦争に反対しなかったの?」と親に食ってかかった世代です。そのわたしたちが黙ってこの法を通すことをしてはなりません。まして、わたしたちは病気や障がいがある人々を支える専門職です。逃げることができない人々を支える専門職です。戦争への道はどんなことをしても止めたい。止めなければなりません。

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小林 しのぶ(近畿高等看護専門学校副校長)

 看護は、健康な人びとから人生の終末を迎える人びとまで、生きていて本当に良かったと思えるよう、その人の生活をまるごととらえ支援することにあります。国は、人びとの健康で文化的な生活を保障する責務があります。安保法制は、この根幹を揺るがす法だと考えます。強く廃止を臨みます。

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小林 哲之(長野中央病院 初期臨床研修医)

 世論調査によれば、多くの国民が十分な説明を受けておらず納得もしていません。医療者は病気や治療についての説明と患者さんからの合意に基づいて診療を進めます。政治家の方々にも責任ある行動を望みます。

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小山 珠美(NPO法人口から食べる幸せを守る会理事長)

 人は穏やかにくらし,最後まで口から食べる事が幸せだと信じて,今日まで活動してきました。平和でなければ、そんな活動の意味すら無くなってしまいます。戦争が無い国である事を心から願っています。

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齊藤 稔哲(気仙沼市立本吉病院 院長)

 競争なのか、共存なのか。議論しなくてよいのか、議論すべきなのか。情報は閉じるべきなのか、開くべきなのか。考えなくてよいのか、考えるべきなのか。多くの課題をはらむ問題を多くの方と考えたいと思います。

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阪井 由佳子(NPO法人にぎやか理事長)

 21歳の息子に望むことは、「戦争には絶対に行かないでほしい!」それだけです。いい会社に就職してほしいとか、出世してほしいとか、そんな事これっぽちも思いません。今の日本に暮らす息子にお願いしたいことはそれだけです。ある日、息子と息子の友人たちと食事する機会があり、「戦争に行かないでほしい」と言うと、そこにいた男の子全員が「おれ、行くじゃ〜。もしそうなれば行くやろ。当然!」と言いました。日本を守るために戦うことが正義であり、男として当然の役割のように言い放ち、まるでゲームに参加するような感覚。戦後70年過ぎると敗戦国である日本を知らないのでしょう。その時の私は息子たちの漂々とした態度に返す言葉が見つかりませんでした。私が「戦争反対!」とデモや運動に参加すること、それが息子の心を変えれるとは思いません。しかし、先だってからの大規模なデモをテレビで流れたり、諦めず思いを声に出していくことが、少しずつ、全く興味を持つことのない人の心も動かしているようです。我が息子の心にも最近変化がありました。「まじ、戦争起きるん?」やっと息子と、日本が向かっている未来について話しをすることができました。私たちの意志を表現していくことは大きな岩を動かすことだけでなく、小さな岩を沢山集めることにも大きな意味があると信じています。子供たちの未来を守るために、何もしない。そんな親はいないはずですよね。

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櫻井 和代(江戸川健康友の会 一之江センター代表世話人)

 2015年6月沖縄に行き、改めて戦争で犠牲になるのは一般市民ということを実感いたしました。今も中東で多くの市民が犠牲になっています。戦争に加担していく道となるこの法は廃止しかありません。そのためには、私達の声を代弁する議員を選ぶこと。鉛筆1本で廃止できる。平和を願う全ての人々と手をつないで、廃止を実現させていきましょう。

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沢田 貴志(港町診療所 所長)

 解釈での改憲を許してしまえば最高法規としての憲法を実質的に無効にしてしまうことになります。医療や福祉を守る法律も憲法の健康権に根ざしています。これを大きく揺るがす憲法の破壊を決して認めることはできません。

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山上 隆子(NPO法人障害者の自立を支えるサポートネットワーク事務局長)

未来の日本、地球のために、いのちと暮らしを守る活動、システムづくりをしたいです。戦争はその対極の行為です。戦争をなくすために私たちの意識と生活をどう変えていくべきか、どんな施策が必要か議論したいです。

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新道 幸恵(NPO法人看護アカデミア幸代表・元日本赤十字広島看護大学学長)

 憲法第9条を日本人としての誇りの拠り所にし、戦後70年守り続けた平和を次の世代に繋げていくことが、今の世代を生きている者の使命であるとの強い思いから、呼びかけ人の一人として、活動を支援することにしました。

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菅原 健介(理学療法士・株式会社ぐるんとびー 代表取締役)

 『なぜ今、集団的自衛権が必要なのか』首相や政治家の説明からは僕は理解できない。憲法9条の解釈が変わる事であり、次世代へのバトンをつなぐ3人のこどもの親として、このまま黙って認める訳にはいかない。

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菅原 由美(全国訪問ボランティアナースの会キャンナス 代表)

 ~戦争が終わって僕らは生まれた。戦争を知らずに僕らは育った~
この歌を深く考えもせず歌っていた私。でも、今こそ、この歌をもう一度深く考える時が来ました!
~平和の歌をくちずさみながら~ そう歌い続けることが出来る為に、安全保障関連法に反対します。戦争を知らない子供たちを、永遠に!

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杉山 正隆(歯科医師・日本ジャーナリスト会議運営委員)

 安全を保障することは大切だが同法では軍事予算が膨れ上がることになり医療や介護予算は大幅に削られる。個人が粗末にされるのはごめんだ。1人1人を大事にする社会に転換すべきなのだ。今こそ政治に関心を持とう。

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住江 憲勇(全国保険医団体連合会会長・医師)

 日本の戦後史の原点はポツダム宣言受諾です。この受諾とは何を意味しているのでしょうか。これは2度と日本は戦争はしません、2度と日本に軍国主義復活はさせません、と全世界に約束し宣言したことであります。そして日本国憲法9条は、徹底的に平和外交政策によって安全保障を構築することを、日本国民及び日本政府に求めています。

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関本 雅子(関本クリニック院長)

「戦争を知らない子供たち」を歌いながらデモ行進した1969年頃を思い出します。私たちの子供も孫も、またその子供たちも「戦争を知らない子供たち」でいられるよう、行動を起こしましょう。

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高岡 誠司(鍼灸マッサージ師・はりきゅうルームTAPIOCA 院長)

 弱者をさらなる弱者にし、傷ついた人をさらに傷つける。国家の名のもとに犠牲を強いられた人たちのための医療は、本来の医療ではない。これは安倍政権の非人道性の問題であり、差別の問題である。

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高岡 直子(大田病院 内科)

 戦争になれば何万という人が亡くなる。つまり、戦争をさせないことが最大の予防医学になるということ。医師の一人として、安全保障関連法に反対します。

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高木 恒太朗(羽生総合病院和漢診療科 医長)

 安倍政権のいう「想定」はまやかしです。安保関連法の当面の目的はイラク戦争のような米国の海外出兵に自衛隊を同盟軍として戦わせることです。必ず海外で自衛隊員の血が流されます。そして、「使い勝手」のよい軍隊は戦争への可能性を上げます。

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竹内 あずさ(ベカファーマ株式会社 くるみ薬局・薬剤師)

 国民の生命と健康を守るべき医療者の一人として、命を脅かす戦争に繋がりかねない安全保障関連法に断固反対します。

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竹内 由紀子(竹内医院)

 戦争にどんどん近づいている危ない状況を、みんなの力で変えていきましょう。戦争へつながる安全保障関連法を、阻止しましょう。

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武知 由佳子(いきいきクリニック院長)

 反対します。どんな理由であれ、戦争は絶対起こしてはいけない!!祈りの武器で平和のために祈ります。絶対に反対!!

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巽 純子(巽 クリニック院長)

 軍隊のない国、コスタリカに学ぼう。 戦争という方法を取らず、話し合いで解決するのが、人間の知恵です。 どんな理屈をつけても戦争は悪です。 戦争に進む可能性のある法に反対します。

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谷川 智行(元社会医療法人社団健友会川島診療所 所長)

 米国が起こす無法な戦争に参加すれば、戦地で自衛隊員の命が、テロで日本国民の命が危険に晒されます。戦争ではなく、平和の外交でこそ平和な世界が築けます。平和な社会でこそ、命と人権を守ることができます。命の重みを知る私たちが、今こそ体を張って行動する時です。

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堂園 晴彦(堂園メディカルハウス 院長)

 まいにち 満員電車に乗って 人を人とも 思わなくなった
 インターネットの 掲示板のカキコミで 心を心とも 思わなくなった
 虐待死や 自殺のひんぱつに 命を命と 思わなくなった
 じゅんび は ばっちりだ
 戦争を戦争と 思わなくなるために いよいよ 明日戦争がはじまる

                <明日戦争がはじまる 宮尾節子>

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徳永 進(野の花診療所 院長)

 非戦の道を貫き、開拓する使命に従う

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土地邦彦(どちペインクリニック理事長・玉穂ふれあい診療所院長)

 戦後70年、この70年に日本の「軍隊」が一人も殺さず、一人の戦死者も出していない。この偉業は憲法9条があるからこそ出来たことです。今この平和が崩されそうとしています。安保法に絶対反対です。

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中河西 絵(東京慈恵会医科大学医学科5年)

 人びとの命と生活を守る将来の医療者として、平和を積極的に求めていきたいです。その立場から、戦争法に反対します。

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中野 加奈子(大谷大学文学部社会学科講師)

 1人ひとりの「いのち」と「くらし」を支える社会福祉と戦争は両立しえません。平和な社会であってこそ、私たちのくらしの楽しみや喜びが実現します。この国が「戦争できる国」となることを反対します。

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中野 千香子(日本医労連中央執行委員長・看護師)

 私たちは、先の戦争に協力させられた先輩たちの苦い経験から、戦争には絶対反対です。平和でこそ、命輝く!

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西村 真紀(高知大学医学部家庭医療学講座)

 私たち医師は命を守るために日々予防や治療に力を尽くしています。その思い空しくいとも簡単に一度の多くの命を奪う最悪の病気、それが戦争です。日本国民はお金をかけずにそれをずっと防いできました。私は医師の使命として絶対に戦争をしない国を守り続けます。

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西元 勝子(全国固定チームナーシング代表)

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二ノ坂 保喜(にのさかクリニック 院長)

 戦争への振り返りが十分にできないまま、新たな戦争への道が開かれようとしています。“アジアを解放”するために、“鬼畜米英”と戦ったはずの日本が今、アメリカにしっぽを振り、アジア敵視へ・・・一貫しているのは、<戦争すること>のみ。いのちの側に立つ人たちが共に立ち上がることを!

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根本 聡子(片貝医院 副院長)

 平和を希求する思いに国籍は無関係です。多国間の紛争を理解し我が国の振る舞い方を考えるのが日本にとっての自衛努力だと考えます。ただ戦闘参加条件を緩和するのみの「平和安全法制整備法」に反対します。

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畑中 典子(かくの木薬局・薬剤師)

 安全保障関連法に反対です。仮想する何かではなく、今を頑張って生きるための医療や介護に力を注ぐべき。死人や怪我人、病気を作り出すだけの戦争に近づく道は断固阻止。

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服部 万里子(服部メディカル研究所 所長)

 戦争は嫌だ。戦争は人を破壊する。戦争は地球を破壊する。自衛の名目で人を破壊し、地球を破壊して、何を守るのか。人を守るのは人であり、兵器ではない。正義の戦争は無い。権力主義者の横暴に立ち向かおう。

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林 千冬(神戸市看護大学教授)

 WHOのオタワ憲章にもあるように、健康の前提条件の筆頭は平和。健康の担い手である看護職者には、自国内のみならず、世界の平和を追求していく責務があるはずです。われわれ日本の看護職者にとって、憲法9条はその大きな拠り所。立憲主義に反する違法な安保法制を廃案とし、より積極的に平和をめざしていきましょう。

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林 葉子(大阪大学大学院文学研究科 助教)

 歴史が教えてくれるのは「軍隊は人を守らない」という事実です。軍事力を強めようとすると、まだ戦争が始まっていなくても、社会的な弱者から順に傷つけられていきます。憲法九条は、大切な一人一人のいのちを守るための、世界の叡智です。

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春田 明郎(横須賀中央診療所 所長)

 集団的自衛権を口実にして武器や爆弾で他国を威嚇し攻撃しても、互いに傷つけ生命を奪い合うばかりです。戦争を否定し、インフラの整備や人的貢献 でこそ信頼や尊敬を得、平和を築けると思います。

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蛭川 紀巳子( NPO法人どさんこ海外保健協力会 社会福祉士)

 私は、おそらく戦争を記憶している最後の年齢だと思います。4歳のこどもに平穏な日々はありませんでした。安保関連法制は明らかに戦争法です。憲法9条のもとで穏やかな日々の営みを守るためにこの法の撤回を求めます。

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深尾 篤嗣(茨木市保健医療センター 所長)

 戦後最大の日本の危機を救うため何か自分にできることはないかと思っていました。同じ思いの医療従事者は全国に大勢いるはずです。力を合わせて、日本の自衛隊、そして世界に誇る日本の医療と福祉を米国に売り渡そうとしている安倍自民党政権の暴挙を何としても阻止しましょう!

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福島 智恵美(柳原病院)

 平和憲法を遵守し、国民ひとりひとりの生活を考えた、武力ではなく話し合いで解決を図る、世界の中の日本であってほしいと思います。

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藤井 博之(日本福祉大学社会福祉学部社会福祉学科教授)

 平和をうったえることに、まるで差し支えがあるかのような、反戦が語りづらい不気味で嘘くさい日々でした。でもいま、みんなの力で流れは変わりました。私たちは本気です。2015安保法制を止めましょう!

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藤井 幹雄(立川相互病院)

「原発再稼働、TPP、安保法案、辺野古、・・。この国はどこに行こうとしているのか。1%の人の利益をさらに肥やすより、一人一人の人が大切にされ、生まれて持ってきた力を発揮できるような社会にしたい。今の政治にNoを示していきましょう。」

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藤末 衛(全日本民主医療機関連合会会長)

 今回の安保法成が違憲であり、テロ戦争などの海外での武力行使につながるものであることが国会論戦で明確になった以上は、医療従事者として反対すべきと思います。私の所属する民医連は、綱領でいっさいの戦争政策に反対しております。断固、安保法制法を廃止にしましょう。

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 藤原 るか(ホームヘルパー・共に介護を学びあい・励ましあいネットワーク)

 戦後70年。平和な暮らしをとの願いの中で、介護の必要な方の担い手としてホームヘルパーは実践を続けて来ました。介護の力は国際貢献と自負しております。平和の力で世界の高齢化に応じましょう!

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二見 典子(一般社団法人いいケア研究所代表理事)

 いのちを支えるために対話を大切に看護をしてきた者にとって、国民の声を聴かず、戦争の引き金となりかねない安全保障関連法を正当化していくありさまは、驚きと恐ろしさを覚えます。いのちの問題は、日本だけの問題ではありません。

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古屋 聡(山梨市立牧丘病院 院長)

 次世代のこどもたちに「人を殺す道」を用意したくありません。「殺し合い」に参加しない・参加させない憲法を大切にしたいと思います。安保法制関連法に反対します。

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星野 陽子(医療法人健和会 看護部長)

 戦後70年間にわたり平和国家として世界に貢献してきた日本が少しづつ変質を始めている危惧を感じています。ふたたび「戦争をする国」にしないために、戦争法廃止に向け力を合わせましょう!

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本田 宏(外科医・NPO法人医療制度研究会 副理事長)

 先進国一医師不足の日本で、一番医師不足の埼玉から、医療再生をめざして十年以上声を挙げてきました。日本が医師養成を抑制した目的は医療費削減、安全保障関連法はさらなる医療費抑制に直結します。絶対反対です。

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前沢 淑子(中央社会保障推進協議会 事務局次長・薬剤師)

 人間のいのちは地球よりも重いのです。戦争する国づくりと社会保障の切り捨てが、今の政権のもとで加速しているのに、心の底から怒りを感じます。”平和で生存する権利”を守るために、私の人生をかけてたたかいます。

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前島 拓矢(筑波大学医学群医学類3年)

 僕が何よりも大切にしたいと思っているものは「命」です。

命を守るため、戦争をしないこと。そして、戦争をしないために、武力を放棄すること。平和な世界を築くために、武力ではないやり方で大きな貢献を果たしていく、そんな日本であってほしいと願っています。

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 馬庭 恭子(看護師・広島市議会議員)

 ヒロシマの平和公園の慰霊碑には「安らかに眠ってください。過ちは二度と繰り返しませぬから」と刻まれています。安保法制関連法は悲劇をくりかえす引き金です。平和国家としての憲法を守ることは次世代への贈り物です。

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三浦 聡雄(新松戸診療所 所長)

 〈戦争法〉は、日本をアメリカの戦争に荷担させるもので、憲法違反。野中広務、古賀誠、山﨑拓氏ら、元自民党幹部の戦争体験者も安倍暴走を批判。〈オール沖縄〉に学び、保革をこえた幅広い団結で、安倍政権を打倒しよう。あらゆる妨害を克服して、〈オール日本〉の市民・団体・政党連合を形成しよう。秘密保護法、集団的自衛権、安全保障関連法を破棄し、立憲・民主主義・専守防衛を堅持する、新しい政権を創りあげ、持続させ、発展させよう。そのために、私たち一人一人が、もっと学び、力をつけ、さらに多くの人々と手をつなごう!!

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光武 鮎(研修医)

 今優先すべきは、海外の戦争に首を突っ込むことではなくて、国内で、誰もが安心して健康で文化的な生活を送れる環境をつくることではないでしょうか。軍事力を強化したからといって、積極的平和主義の国と見られることは決してなく、むしろその逆です。平和を武力で守ることはできません。

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嶺 聡一郎(嶺鍼灸治療院 院長)

 さまざまな時代と場所の、さまざまな人の命によって、医療の知識と経験は購われています。しかし同時に、医療は他人に犠牲を強いることを良しとはしない行為だと思います。

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宮子 あずさ(看護師・著述業)

 立憲主義をないがしろにする為政者に強い怒りを感じます。そして、この国に広まりつつある、「人それぞれ」を許さぬ全体主義! 日本はいつからこんな国になったのか。自分自身が絶望しないために、粘り強く闘っていくつもりです。皆さん、それぞれの場所でがんばりましょう!

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宮崎 康(みさと健和病院 内科医)

 痛苦の歴史の反省から作られた日本国憲法、特に9条、25条は今、人権・平和思想とその実現の方法を提示する人類史的な意義を持っています。立憲主義に違反して、人権抑圧と戦争への道に駆り立てる安倍政権の戦争法を葬り去りましょう。

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宮城 恵里子(健和会臨床看護学研究所 副所長)

 いのちは、誰のもの。
医療・看護・介護・福祉は、いのちを守るためにあるものです。戦争で苦しんだ世代が、新たな苦しみを強いられ、戦争を知らずに育った世代が、戦争の恐怖に怯える。これは、許されないでしょう。

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三輪 正敬(敬風堂鍼灸院 院長)

 殺すこと、殺されることにつながる可能性を、医療人として、二児の父として、少しでも無くしたい。様々な意見や考えがあってしかるべきですが、そうした一人一人の人権を守るためにも、立憲主義に基づいた適正な議論を経ることが必要です。

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村田 康子(NPOその人を中心とした認知症ケアを考える会・作業療法士)

 一人ひとりの価値が認められ、人と人とが支え合える暮らしをめざしています。いのちと暮らしを脅かす安全保障関連法に、私も反対します。

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守口 恭子(健康科学大学 作業療法学科教授)

 作業療法士として、いのちを大切にすることを信条として働いていますが、戦争は人のいのちをないがしろにし、平和を根底から破壊するものです。何もしないという「怠り」は、戦争への道を切り開くことに荷担することにほかなりません。安全保障関連法に強く、反対します。

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森 亮太(医療法人八事の森 杉浦医院 院長)

 昔観た映画で『今そこにある危機』というハリソンフォード主演の映画がありました。内容は違えども、私たちの健康と平和を守ろうと思っている我々の目の前に、平和を脅かす流れと風潮と法律が迫ってきいると思っています。戦争法には断固反対の意思をここに示します。私たちの子供達とその子孫のために。

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山田 悠希(埼玉県立大学看護学科3年)

 戦争では子どもたちや若者、多くの人の命が犠牲になってきました。今も変わらずたくさんの人が戦争によって命を奪われています。私は、日本が多くの命を奪う戦争に加担する安保法に反対しています。是非多くの皆さんにも、戦争は絶対反対!の思いを表して欲しいと思っています!

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山本 愛(高知リハビリテーション学院理学療法科2年)

 患者さんのことを想い働いていく医療従事者として、本当に患者さんのことを考えると、社会が良くならないとひとりひとりの生活は守っていけないと考えます。戦争は人の心を、命をなくしていくものだと思うので、絶対止めなければならないと思います。

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山本 直樹(新生病院 診療部部長(院長補佐))

 戦争というものは人間を悪魔にしてしまいます。現代人に必要なのは戦う勇気より平和を守る勇気です。

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山本 結(筑波大学医学群医学類3年)

 いま「戦争なんてありえない」と無関心でいたら、ふと気づいた時に自分が、自分と同じ世代が、その子どもたちが戦場にいるかもしれません。平和な日本を自分たちの手で選び取るために、未来を担う若い世代から声をあげるべきです。

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由井 和也(佐久総合病院小海診療所 所長)

 わたくしは憲法で規定された非武装平和主義を誇りに思っています。二度と戦争の惨禍を繰り返さないために、現政権が掲げる「安全保障関連法」に反対する立場を明らかにします。

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弓野 綾(JOCS/日本キリスト教海外医療協力会・医師)

 「医療を通じて、愛を世界へ」という団体コンセプトのもとアフリカで活動してます。草の根の活動が実を結ぶのも、平和という基盤があってこそ。日本が国内外で保ってきた平和という財産を守るため、声をあげます。

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横田 千代子(婦人保護施設いずみ寮 施設長)

 日本は国が売春(管理売春)を認めていた時代がありました。終戦直後、貧困の中を生き抜いていた女性たちの前に示されたのは「慰安所」でした。生きるために、食べるために、子どものために多くの女性が身を売って行ったそうです。戦争が、敗戦がもたらした屈辱的な女性への侵害行為であったと認識します。今でもいずみ寮には貧困や暴力(性暴力)から居場所失い、生きることへの希望も光も見失った女性たちが入所に至っています。やっと「自分らしく生きる道」を模索することに出会っているのです。戦後の名残りは今も続いているのです。戦後70年、戦争への道が人間らしさを奪うこにつながることは、あらゆることから証明されています。再び同じことを繰り返してはならないのです。今回の安全保障関連法は何としても阻止しなければなりません。

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吉岡 輝昌(巨摩共立病院・諏訪共立病院・上伊那生協病院 勤務医)

 医師として東日本大震災の医療支援に関わった時から、日本の政治のウソに関心が向き始めました。本来、主権者たる我々国民の為に為されるべき政治が、今や限られた一部の人間達の利権を守る為に、我々を裏切り、搾取し、切り捨てていると確信したからです。私は医療者であり、二児の父でもあり、そして何より、一人の責任ある大人として、全ての人が平等に幸福になれる道を、未来の子らのために求め護り続けねば、自分に誇りを持って死んでいく事が出来ないと感じて立ち上がります。本来、「戦争法」に対し、真っ先に異議を唱え行動を起こすべき立場、私は医療者というプロが社会に果たす役割から考えれば、こんなに当然のことはないと、そう思っています。今からでも遅くありません。我々の護るべき人々の命を、無駄にさせないために、立ち上がりましょう。

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梁 勝則(林山朝日診療所院長・はやしやまクリニック希望の家院長)

 そのとき生まれていなかったということは、過去の戦争に対する責任を解除するはずだが、過去の戦争とその結果の現在における意味を理解しないことの責任までも解除はしない(加藤周一 夕陽妄語)。軍事力ではなく抱擁力が、対立ではなく協働の姿勢が現在と未来の東アジアには必要だと思います。いのちと暮らしを脅かす安全保障関連法に反対です。

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若松 宏(山梨大学医学部医学科5年)

 多くの国民が声高に警告を発している中で、今の強行なやり方には疑問を持ちます。もっと議論を重ね、本当にこの道で良いのか話し合うべきです。でも、そうできない理由があるんですよね。議論を重ねたら、法案が通らないことを知っているんですよね。今の状況は、戦前に似ていると、何人もの人が言っています。私は危機感を感じています。日本が、日本人が、「戦後」を続けるために、私はこの法に反対します。